当サイトで株式投資をする際のスタイルと資金について、前回は少し具体的な話をしてみました。
・短期投資のスタイルで利益を出していく
・資金は250万円程度
このくらいの資金でどの程度の取引が出来るのか、そしてそれで利益を出していくことが出来るのか。
そのあたりを取引記録で見せていくことが出来ればと思います。
「色々偉そうなこと言ってた割に利益を出せないじゃない」とならないように、出来るだけ良い結果を出していきたいものです。
まあ良い結果を書きたいがために無理をした結果、逆に損失を出してしまう、というようなことは今まで何度もあるのでそれは避けたいですが。
実際はそこまで当サイトの訪問者は多い訳でもないので、大きく利益を出して褒められるような取引を狙わなくても良いんです。
ただ淡々と、少しずつでも利益が出るような取引の結果を出していくことが出来ればそれで充分。
もちろんこの「それで充分」という成果を出すこと自体、非常に難しいことなのは間違いありません。
なのでこうした記録の手を借りながら、出来る限り地道な取引を続けていくことがまずは目標でもあります。
と、そんな私の気持ちはさておき、今回は実際に利益を出した場合のお金をどうするのか、という部分について触れておきたいと思います。
株式投資で利益を出すことと、自分の収入を増やすことは完全にイコールという訳ではないので、そのあたりについて考えてみましょう。
株式投資で利益を出した後の話
当サイトでは「株式投資による収入増加計画」というタイトルを付けているように、収入を増やすことを第一に考えています。
だけど実際に株式投資で利益を出したとしても、それがそのまま自分の収入に直結する訳ではありません。
どうしてそうなるかと言うと、株式投資の利益はそのまま株式投資の口座に戻されるからです。
そうなると株式投資の資金は増えることになりますけど、自分が使えるお金として扱われる訳ではありません。
もちろん株式投資の口座から一般の口座にお金を移動することは簡単に出来るので、その機能を使えば良いだけではあります。
でも、実際に株式投資をやってみると、なかなか株式投資の口座からお金を移動するのが難しいものです。
どのタイミングで資金を移動するのか、という時期の難しさもあるし、資金を移動することによって取引できる金額が少なくなるという気持ちもある。
これは実際にやってみると実感することではないかと思います。
株式投資では資金というのは、ゲーム感覚の言葉で言えば「体力」であり「攻撃力」でもあるんです。
資金がなくなることはつまり、体力がなくなってゲームオーバーになることをまずは意味します。
また、資金は取引できる金額の限界でもあるので、それが少なくなることによって、取引できる株数が減ることにもつながります。
そうなると、値動きによる利益を出そうとしているのに、あまり大きな利益が出ないという「攻撃力が少なくなる」状況にもなる。
そんな貴重な資金を簡単に別口座に移動することは、気持ち的になかなか簡単にはいかないものなんです。
もちろんこうした気持ちは人によって全然違うので、どんどん取引口座から自分が使える口座に移動したいと思う方もいるとは思いますが…
少なくとも私の場合、せっかくジリジリと増えてきた口座のお金を移動するには、かなりの抵抗感を感じました。
むしろ損失を出した時の方が「どうせ口座のお金が減ったんだからついでに」みたいな気持ちになって、出金しやすいと感じています。
取引口座からの出金ルール
ただ、いくら取引口座のお金を移動するのは抵抗感があるとは言っても、株式投資は自分の収入を増やすためにやっていること。
なので、どこかのタイミングで口座のお金を移動していく必要は絶対にあると思っています。
スムーズにその作業をこなすためには一定のルールが必要です。
ということで、私は株式投資で利益を出した場合、以下のようなルールで別口座にお金を移動するようにしています。
・出金は月末に1回だけ行う
・その月の利益の40%を出金
・その月は利益を出していない(損失あり)場合は出金しない
・翌月に利益を出した場合でも、前月の損失は考慮せず同じルールで出金
このルールが正しいかどうかは人によって様々だと思います。
株式投資は複利の考えで取り組んだ方が利益を出しやすい、という意見も当然あるでしょう。
そのあたりについては次回にもう少し詳しく触れてみたいと思いますが、ともかく私はそのやり方を選びません。
それぞれの月で出せた利益の中から、以下のような割合でお金を分配していく、という考え方です。
・40%は別口座に移動して自由に使う(または貯蓄しておく)
・40%は取引口座に残して運用していく
・20%は利益を出した際の税金で引かれる
細かいことを言えば取引には一定の手数料がかかるし、信用取引をする場合は金利を支払う必要もあります。
だけどそれらはそこまで大きな金額にはならないので、40%残す運用資金が実際は少し減る、という感じでやっています。
最近は手数料も安いし、手数料で躊躇していると利益を出すことも出来ないので、手数料の扱いはそれで問題ないと思います。