またしても久しぶりの更新になってしまいました…
前回の株式投資記録は2020年5月18日で、今日は2020年10月22日。
ざっくり5ヶ月近く株式投資の記録を更新してきませんでした。
せっかく更新を再開して色々書いていこうと思っていたのですが、割と早い段階で躓いてしまった。
更新出来なかった理由は単純で、ほぼなにも売買をしていなかったから。
もちろん株価の値動きは毎日追いかけていましたが、今回は完全に流れを読み間違えてしまい、出来ることがもうなにもない…
そんな状況を5ヶ月も続けていました。
前回の記録を読み返してみると、この流れだともう売り目線は危険ではないか、というようなことを書いています。
値動きの結果はまさにその通りで、私の売り注文は流れに沿った注文とは全然言えないものでした。
自己責任で株式投資をやっている以上、自分の判断ミスは自分自身で受け止めるしかありません。
当然私もその覚悟でやっているし、会社員とは完全に違った自己責任の世界が好きでもあるので、そこに文句を言うつもりは全くないです。
ただ、反省と改善はやっていく必要がある。
ということで、今日はこの5ヶ月の値動きとか取引の内容などを振り返って、色々と反省をしてみたいと思います。
そして出来れば今回の経験を次回に生かしたいと思っています。
経験した失敗を生かして簡単に改善が出来れば、今頃は億単位の資産を築いている気もしますが…
それでもやっぱり振り返って失敗を確認するのは大事なことなんですよね。
■売り増しと鹿島の値動き
5月15日に1164.8円で1000株の売りポジションを持ち、そこから上げていく株価を見ている、という状況までを前回の記事では書いています。
これ以上流れが上げ方向だと損切りするしかない、とも書いてますね。
だけどなかなか売り目線から脱却出来ない私は、損切りをするよりも売り増しをするタイミングを見計らっていました。
要するにこの時点ではまだ上げがそこまで強くないと思っていた訳で、まあ控え目に言っても判断ミスでした。
とは言っても、焦って少し上げたタイミングで売り増しをするのはリスクが高すぎるのを知っているので、もう少し上げるのを待ちます。
待っている段階で株価が下げに転じると売り増しは出来ませんが、それはそれでOKなんですよね。
そんな訳で株価が1200円を超えていくのを見守り、5月27日に1221円で売り増しの注文を入れました。
PTSで約定したので売値は1,221.2円で、平均売値が1193円で2000株の売りポジションに。
ここで今日時点での鹿島のチャートを貼っておきます。
緑色の矢印が売り増しを入れたタイミングなので、私としてはじっくりと待ったつもりでしたが、結果としてはもう全然早かった。
その後一気に1350円付近まで値段を上げていき、含み損は30万円を超えるあたりまで膨らむことに。
これは結構良くない状況ですよね…もう書いていて恥ずかしいです。
ただ、そんな状況であっても、唯一私が守ることが出来ていたルール「注文は1000株ずつ」が私の身を守ってくれました。
注文は1000株ずつ、そしてポジションを増やす場合でもある程度値段をあけて注文を入れ、平均価格を有利に持っていく。
このルールによって結局は2000株の売りポジションで済んでいて、精神的にはそこまで追い詰められた感じではありませんでした。
これは別に強がりで言っている訳ではなく、もちろん毎日値動きを追ってはいるけれど、きちんと値動きを受け止めることが出来た、と思う。
・含み損が膨らんでいく
・当然口座の残高も減っていく
・その原因は自分の判断で出した注文にある
そんな状況を経験したことがある方なら分かると思いますが、これはもう紛れもない恐怖なんです。
損切りが出来なかったことが原因で、半月で自分の1ヶ月分の給料を超える額の損失を出してしまうこともある。
まあこれは怖いですよね。
だけど今の私であれば、2000株のポジションで含み損30万円では、恐怖を感じるところまではいかないようでした。
だから毎日の値動き確認はやりつつも、株価が気になって仕事が手に付かないとかには全然なりません。
とは言っても全然嬉しい状況という訳ではないので、出来れば早いところプラスに転じたいとは思ってましたが…
上記のチャートを見ると分かりますが、7月末から8月中旬にかけて株価が下げに転じたシーンもあったんです。
1150円を切るか切らないかくらいまで株価は下げたので、7万円くらいのプラスに転じたこともありました。
だけど30万円の含み損を我慢したのだから、もう少し利益を乗せないと割に合わない、とその時は考えていました。
つまりもっと下げていくと予測、もしくは期待をした訳です。
鹿島の決算発表があるタイミングでもあったので、そこで乱高下する株価の下側で手仕舞い出来れば良いなと。
だけど結果として鹿島の決算発表は内容が非常に良くて、株価は暴騰する方向に進み、4日で1350円まで逆戻りです。
これもまた判断ミスでした。
自分が欲を出した結果、利確するタイミングを逃しただけでなく、含み損も30万円を超える状況に戻ってしまう。
これはさすがに気持ちが萎えました。
だけど2000株の売りポジションだったので、どこかで売り増しをするタイミングがあるかも知れない、とか思いながらここは我慢しました。
我慢するのが正解かと聞かれると答えに困りますけど、今回の場合は不正解ではなかった、という感じです。
4000株とかの売りポジションを持っていたとしたら、もう何もかもイヤになってしまい全部損切りしてしまったかも知れません。
そして頭に血が上っている精神状態で、逆に5000株くらいの買い注文を出してしまったかも。
なぜそう思うのかというと、昔同じようなことをやったことがあるから。
その結果として、売りと同じくらいの損失を今度は買い注文でも受け止めることになった、という経験があります。
これはさすがに資金的にも精神的にもダメージが大きすぎるので、そうした状況を招かないよう出来るだけ冷静な判断が必要なんです。
…と、色々と書いてきましたが、結局は含み損の状態で何もすることがなく、ずっと値動きを追っていくしかなかった、という話でした。
■手仕舞いの結果
10月22日付のチャートを見て頂ければ分かるとおり、鹿島の株価は10月に入ったくらいからようやく下げに転じました。
トレンドが変わったので当然なんですけど、今までの上げが何だったのか、というくらいに値動きが弱くなり、今日の時点でようやく1150円を割りました。
値動きの流れを考えると、1100円付近まで下げそうな気もしていますけど、ここでもう一度判断ミスをする余裕はありませんでした。
という訳で、結局は1140円まで下げたところで手仕舞いをすることにして、約定は1140.8円という結果に。
鹿島 返済買い 1140.8円 × 2000株
差額52.2円×2000株=104400円(諸経費と税金20%を引いて65000円くらいの利益)
信用建玉を5ヶ月以上持っていた結果として、金利が2万円近くかかってしまいました。
だけど信用取引をする以上これは当たり前の話で、ここまで引っ張ってしまった私のスキルが足りないだけです。
もう少し利益を伸ばしたかったという気持ちと、最悪の手を打たなかったことへのほっとした気持ち。
そしてこんな取引をやっていては先が思いやられるという危機感と、ルールを大きく逸脱しなかったからこそ出せた結果だと思う気持ち。
もう一段売り増しを入れることが出来れば…という気持ちがあるのが正直なところではあります。
だけど3000株のポジションで冷静な判断が出来たかどうか、そこはあまり自信がないので、売り増ししないのが正解だったのかも。
などなど、色々な感情があるので複雑です。
しかし今は、色々ミスがあったにせよ最後まで投げやりにならず、しっかり判断出来たということで良しとするしかありません。
bestでもbetterでもなかったけれどworstでもなかった、という感じですかね。
こんな情けない取引を公開するのは恥ずかしいんですけど、リアルな取引の経緯ではあるので参考にはなるかも知れません。
もちろん「こんな株式投資はやっちゃダメですよ」という方向での参考ではありますが…
次回はもっとマシな取引結果をお知らせしたいものです。