2009年 1月29日のトレード
■ある神々の会話
恵比須「うーむ…最近はどうも景気が良くないようじゃ。商売繁盛の神としてはちょっと肩身が狭い時期じゃの」
弁才天「そうね。でも景気なんて必ず波があるものよね?」
恵比須「まあそれくらいは人間達も知っておるわ。それでもやっぱり不景気はイヤなんじゃろう。誰だって右肩上がりが好きじゃからな」
弁才天「…勝手なものよね。まあこんな時期だからこそあなたも頼られるんじゃないの?何とかして下さい!って」
恵比須「まあまあ…おまえさんも財福の神と呼ばれてるんじゃから、色々とお願いされておるんじゃないのかね?」
弁才天「まあそうね。でも私なんかより毘沙門天の方がもっと忙しいみたいよ。勝負事の神だからね」
恵比須「どうりで最近見かけないと思ったら…株取引やら為替取引をしている人に人気、という訳じゃな」
弁才天「そういうこと。ほら、ここにも一人株取引で苦しんでいる人がいるみたいよ。ちょっと覗いてみましょうよ」
恵比須「おまえさんも物好きじゃな。まあ時間もあることだし、つきあってみるとするか…」
■利を伸ばす?
恵比須「どれどれ…なんじゃ、ちっぽけな資金で取引しておるな」
弁才天「誰でも最初はこんなものよ。それより保有株を見てみましょうよ。えーっと…こんな感じね」
・清水建設 信用買い 425.5円×4000株
・鹿島建設 信用買い 242円×5000株
恵比須「ちっぽけな資金の割にはたくさん買っておるな。しかも全部含み損じゃないか。こやつは大丈夫なのかな」
弁才天「かなり怪しいわね。でもほら!NYの株価は200ドル上げてるじゃない。少なくとも今日は良い流れね」
恵比須「どうだかな…最初の注文は簡単じゃが、買った株を売り抜ける方が難しいからな。こやつにそれが出来るかどうか…」
弁才天「そうね…取引前の買い気配を見てホッとしてる場合じゃないんだけど。これは利食いに失敗するかも知れないわね」
恵比須「取引が始まったな…どうじゃ?」
弁才天「鹿島は特買いでスタートしてるみたいね」
恵比須「ほほう!245円で寄りついたじゃないか。一気にプラス領域に入ったところで利食いじゃな?」
弁才天「清水建設も上げてるわね。とりあえず昨日切れなかった鹿島だけでも利食いでしょうね」
恵比須「幸運な男じゃな…って、お?ちょっと待て。あやつ245円で売らないつもりじゃぞ」
弁才天「え?まさか…この状況で上値を追うつもり?」
恵比須「どうやらそのようじゃ。バカな男じゃのう」
恵比須「ほら言わんこっちゃない、高値は246円じゃないか。欲張りすぎて自滅する典型的なパターンじゃ」
弁才天「本人は『損失はいつも膨らむのに、利を伸ばすことが出来ない』っていう欠点を克服したいみたいね」
恵比須「それも場合によるじゃろうに…こんな失敗を繰り返すとますます利を伸ばすことが難しくなるぞ」
弁才天「そうね。でも結局午後少し値を上げた時に、243円で利食いすることは出来たみたいよ」
差額1円×5000株=5000円-手数料800円=4200円
さらに税金控除分の1割を引いて3780円の利益。
恵比須「しかしダメな男じゃ。結局朝の高値から下げてきた時に、同値で撤退することが出来ないとはの」
弁才天「損するよりは良いんじゃない?」
恵比須「でも内容が良くないからな…こやつは元々やっている地味な取引を続けた方が良いと思うがの。大ロットはまだ早すぎる」
弁才天「この先大損しそうな取引をしてる、か…財福の神としてはやっかいな存在になるかも知れないわね」
恵比須「心配すぎるから、時々様子を見に来ることにするか」
弁才天「そうね、もっと財を築くことが出来ればいいのだけど…」
恵比須「今のままでは無理じゃろうな」
■本日の収益と保有株(手数料や税金を引いて)
・鹿島建設 返売 +3780円
● 合計 +3780円
…というような会話がなされたかは分かりませんが、とりあえず作りすぎたポジションを少し減らすことが出来ました。
利益はショボすぎですし、最初の上げで売れずにまた損切りが出来なかったのが問題ですが。
清水建設もそこそこ上げてきて、前日比+8円の407円です。流れが上げに変わりつつある気がします。
今回は「下げが上げに変わる流れ」をじっくり肌で感じておきたいですね。
● 持ち越し株
・清水建設 信用買い 425.5円×4000株